4つの主義

たまには考察的なものを書いてみる

OnederWorldさんのブログで
世論のベースは平和主義・民主主義・進歩主義・人間主義の4つで成り立っているというのを知りました

世論を語る上で、この4つから外れることは許されないそうです。

主義と聞くと強制的な印象がありますけど
これは人間の根源的な願いを大きくカテゴリ分けしたものなんだと思いました

安心が欲しい、自由が欲しい、成長したい、人間らしくありたい(恥をかきたくない)

この全てが人の心の中にあって、お互いに矛盾しながら存在している

生きるためには働かなければいけない
→ 安心を得る代わりに、 自由を失う

休日に読書をして過ごす
→ 成長する代わりに、孤独になる

仲間たちと飲み会をする
→ 安心と自信を得るが、成長と自由を失う

人とは違う新しい事に挑戦する
→ 成長と自由を得るが、恥をかく、孤立する

なんかパワプロの育成みたいですね

何故、全てを満たす事ができないのでしょうか

ジレンマではなくバランス

何かを得るためには、何かを失わないといけない。

これをジレンマと考えずにバランスと考えたらどうでしょう

タイムラインでも少し書いたんですけど
人が感じる幸と不幸の量は同じ、なぜならバランスを取ってないものは形を保てない(存在できない)から

人の心であれ形のあるものはバランスを取っています

バランスを壊したとき
つまり、どれかの主義に偏りすぎると破滅してしまうんです

平和を好み変化を嫌い続けた結果、外敵に喰われる
新しい事に挑戦し続けた結果、孤立し、心の支えを失う
気遣ううちに組織にガチガチのルールが出来上がり、人が寄り付かなくなる

色んな破滅がありますよね

4つの主義を上手くコントロールしながら
生きるためのツールとして使わないといけないんです

どれが正しいか

そもそも、何故人の心にはこのような願いがあるのでしょうか。

安心、自由、成長、平等

これらがもたらしてくれるものは”生存”ですよね

どれが正しいか、どれがあるべき姿か
どの感情を満たしたら幸せか、ということではなく
その先に生存という未来があるかどうかという
現実を判断の基準にすべきだと思います

このままでは破滅が待っていると感じたとき
自分の主義を切り替えるべきときなんだと思います

心のモノサシ

この4つの願望を用いて、人の行動からその人が何を望んでいるのか
感情を読み解くモノサシになるんじゃないかと思いました。

ああしなさい、こうしなさいと叱ってくるおばさん
・安心と人間性を望み、成長と自由を疎かにする

人との関わりを避け、創作活動に打ち込む
・成長と自由を望み、安心と人間性を疎かにする

稼ぎは最小限で良い、人生は楽しんだもの勝ち
・安心と自由を望み、成長と人間性を疎かにする

出世のために仕事に打ち込む
・成長と安心を望み、自由と人間性を疎かにする


色んな人がいて、色んな考え方がある
でもそれは生存したいという共通の願望から来るもので

その考え方は間違ってるとか、言い争うためのものでは無いんですね

商品のモノサシ

このモノサシは商売をする上での、商品のモノサシとしても使えると思いました。

その商品が、安心を与えてくれるのか、自由を与えてくれるのか、成長を与えてくれるのか、仲間を与えてくれるのか。

この4つの性質はバランスなので
全てを満たせる商品は無いと思います。

でもこのうちのどれかを満たす事が出来れば、売れる商品になるのだと思います。

昔から、何の意味があるんだろうという商品でも、みんなが買ってるからというだけで爆発的に売れる商品とかありますよね。

これは仲間という欲求を満たせるからなんだと思います。

美味しいだとか、気持ち良いだとか
肉体的な欲求はもう当たり前になってるんですね

商品をアピールする上で、その商品を買うことでどんな経験が出来るかというのをアピールすることで人の心を動かせるんじゃないかなと思います。

生きる

ここ数年の自分の行動は
もっと学びたい、もっと時間が欲しい
地域行事にも参加しなくなり、親戚づきあいも疎かにする
罪悪感を感じながらも、こんな事を続けているのは
自分が、成長しないことには未来がないと強く感じているからなんだと思います。

今まで何度も破滅的な思考に囚われそうになりましたけど
何とか乗り越えてきました。

壊さないように上手くバランスを取って、未来を手にしなければいけません。

なんたって自分が望んでいるのは全人類の幸福なんですから


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