屋根瓦にセメントを塗ってみた
最近セメントにハマってます!(2度目)
9月頃に家周りを高圧洗浄して、基礎のひび割れなどをセメントで埋めたりしました。
そのときに近所の方から”屋根も高圧洗浄すると良いよ、そしてペンキを塗りなさい”と助言を頂きました。
屋根瓦にペンキを塗ったり、葺き替えをしたりという話は小耳に挟んだことはあるのですが
我が家はジリ貧だったのもあって、築30年ノータッチ
勉強がてら屋根瓦についてネットで調べてみることにしました。
我が家に使われている瓦は、モルタルを成形して作られたセメント瓦
- セメントはカルシウム製の接着剤、それ自体は脆く、崩れやすい。
- 砂や砂利を混ぜることで高強度の構造材として使われる。
- アルカリ性で金属の腐食を抑える事ができる。
- 雨によってセメント成分が流れ出し、スカスカになって割れやすくなる
- また、アルカリ成分の中性化によっても割れやすくなる
- 10年に1度、ペンキを塗ることで防水処理を施す(費用:数十万円)
- 30年に1度、屋根瓦自体を葺き替える(費用:200~300万円)
だいたいこんな情報を得ました。
高えよ!
そこでちょっと閃きました。
セメント瓦の上からセメント塗ったら良くない?
思い立ったらキチ実。
高圧洗浄機を背負って屋根に登りました。
コケで真っ黒(遠くからみたらペンキの黒さと違いが分からないかもしれない!)
そして落ちたら即死ものの高さ
業者は足場をガッチリ組んで作業するので、個人でやる場合は気をつけないといけないですね。
Let’s 高圧洗浄
以前買ったケルヒャーK3で洗浄
綺麗になりますね。
隙間からはコケの塊がゴロゴロでてきます。
初日は少しだけセメントを塗ってみました。
これは翌日の朝ですが、朝露を弾いてますね。(水を弾いたのは塗った日の翌朝だけ)
高圧洗浄後のざらついた瓦と比べても、表面がなめらかで綺麗です。
塗ったのは砂も砂利も入ってない純粋なセメント(ノロと言います)
屋根瓦自体の砂粒が砂代わりになるかなと思いました。
あとスカスカになった瓦の隙間に入り込んでくれないかという思惑もあります。
そして翌日も、その翌日も・・・とセメントを塗り続けました。
見よこの輝く白さ、パルテノン神殿もびっくり。(ご近所もびっくり)
屋根瓦同士も軽くくっついて強固になっています。(荷重の分散が少し不安ですが)
上を歩いたときの動画ですが、歩いたときの音がぜんぜん違いますね。
セメントを塗ってないところは歩くとベコベコ音がなります。
セメントを塗るときのコツがいくつかあります
- セメントは水を吸って固くなるので乾燥が大敵
- 塗る前に十分に散水をする
- 日が照る時間帯には塗らない(固まる前に乾くとパラパラ崩れる)
仕事から帰ってきて17:30から日が沈む18:30までセメントを塗る
翌朝、散水してから出勤
たまの休日は、昼間に高圧洗浄。
といった感じの作業を10月中ずっとやってました。
これで効果がなかったらパルテノン神殿もがっかりです
目に見える老朽化
見て見ぬ振りをしていても、現実にあるものは着実に壊れていきます。
壁のヒビ、雨樋からの水漏れ、腐った野路板。
屋根に登ったから見えてくる現実。
現実の認知と望むべき未来、その2つが揃って正しいベクトルが表れます。
ボロボロになったまま放置していた雨樋
ホームセンターで材料を買ってきて交換しました。(意外と簡単)
ひび割れをコーキングしたり、野路板に防水ペイントをしたりと
しばらくは家のメンテナンス漬けですね。
屋根の上で夜風にあたるのも気持ち良いですし。
良い気分転換になりそうです。
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