AIを作ろう Part6 – アイデアのアルゴリズム
今日はアイデアを生み出すアルゴリズムについて考察しました
人はどんなときにアイデアを生み出すのでしょう?
私がアイデアを生み出したときの共通点があるとすれば
”今考えていること”と”目に映ったもの”が結びついたときですね。
過去の例を一つ挙げると、”何で人の心にもバランスを取ろうとする力が働いてるのだろう?”と不思議に思い、その仕組みをずっと考えていた時期がありました。
ある日、風呂に浸かりながら蛇口をひねったら、ドーンと落雷に打たれたような閃きがありました。
”そうだ回転だ!回転というより循環、前後が繋がり、終わりと始まりが繋がったものでないとその場に留まれない、形を保てない、存在出来ないんだ”と気づきました。
簡単に言えば、バランスを取ることが存在することの条件だったわけです。
これをコンピュータ的に考えると、長期記憶からワーキングメモリにロードした情報と外部センサーからの情報が偶然一致したことにより、関連性を見出した、と言えます。
思考するだけではアイデアを生み出せないのかもしれないですね。
とは言っても、2つの関連性に気づいただけで、その知識を全く持っていなかなったわけでは無いです。
既に知っている知識同士の結びつきがひらめきなのです。
AIならでは
AIは長期記憶をワーキングメモリのように扱える、という点が大きいと思います。
前述の”経験”に当たる部分を、知識同士のランダムな衝突で再現出来ないかと考えました。
人が寝ている間にも思考し続け、気付きや閃きをどんどん生み出すAI
実現は可能でしょうか
アルゴリズム
その関連性を見出すのがアルゴリズムです。
いくつか案はあります。
■似たものを探す
- 共通項の数で類似しているかどうかを判断する(これは、あまり上手くいかなかった)
- 知識の主軸が同種であるか判断する、階層的距離で判断
■違うと思っていたものが実は同じだった
- 別の時期、別のジャンルで覚えていたものが、実は同じ物だったと気付く
- 2つの分野の知識が一気に繋がる
■空想・妄想
- 同種の違う知識に組み替えて、他の知識との一致率を調べる
- 例えば、りんごの”赤い”を”緑”に組み替えてから検索する
- AI「梨ってりんごが緑色になったようなものだよね」と閃く
- なら甘酸っぱいんじゃないと予測
パッと思いつくのは、こんな感じでしょうか
これら全てに共通して言えることは、”同じ”だと思ったときに閃きがあるということです。
人は本当は知ってるんだけど、ワーキングメモリが小さいからなかなか関連性に気付けない
だけとも言えます。
終わりに
プログラムに手を付けたいところですが、まだまだ登録情報不足。
知識もしっかり構造的に記録する必要がありますね。
(知識の内と外、リンクの種類、まだ悩んでます)
今週で休業終わっちゃうな・・・
最近のコメント