軽自動車のDIY塗装

せっかくDIY熱がヒートアップしてきたのに雨、雨、雨

仕方ないので、ブログでも書いて暇つぶし

台風明けから約15日かけてボロボロになった軽自動車の塗装をしてました

ビフォー

ルーフ部分

傷だらけで、ポロポロと塗装が剥がれ落ち、錆が浮いてきています

ボンネット

同じように傷だらけの塗装剥がれ状態です

肌を拡大

めちゃくちゃ傷だらけですね

12年間雨ざらし、年に数回洗車するくらいで一切メンテしてません

給油口付近

写真撮ってなかったのでパテで穴埋めした直後の写真です

錆が浮いていたのでワイヤーブラシで磨いたらボコッと穴が空いてしまいました。

何故ここだけ酷いのかと思ったら、アクリル塗装はガソリンで溶けると知りました。

アフター

ルーフ

ピッカピカです

ボンネット

はい、やらかしました。黒い下地が見えてますね

錆転換剤を塗ると厚みがでるので、プラサフをもう少し吹くべきでした。

炎天下の作業で表面がスプレーダスト状になったのも良くなかったです。仕上げの磨きの段階で地肌が出てしまいました。

クリア表面を磨けば磨くほど塗りムラも目立ってきます。

仕方ないので傷ペンで隠しました。一応錆転換層なのでサビはしないんですけどね。

よく見ると漢字のロゴっぽくて良いんじゃないかと・・・

給油口まわり

一度やり直しただけあってパーフェクトな仕上がりです

作業日記

9月2日

最初に手を付けたのがこの部分

2年前に錆を除去したら穴が空いてしまいコーキングで埋めるというずさんな応急処置をした部分です

表面がデコボコして、錆も浮き出してきています

初パテ塗り

Youtubeで塗装動画をみてホームセンターで道具を買い揃えました

仕上がりはこんな感じ

少し凸凹してますね

地肌が見えないようにプラサフを厚く塗り過ぎてしまいました。もう少しパテを削るべきでした。

仕上げ塗りをする前の地肌調整が大事ですね

9月3日

反対側のドア下も錆穴が空いていたので修繕しました

マスキングしてると職人!って感じです

Youtube動画の真似をしてドア1枚塗ってみたけど、塗料の無駄遣いだったかも

9月4日

ルーフ部分に手を付けました

高圧洗浄機を当てたら塗装がパリパリ剥がれたので、スクレーパーを使って全剥がしすることにしました

亜鉛メッキ?この灰色の層が錆止めになってるんですよね。やすり掛けして下の鉄を出すとすぐに錆び始めてしまいます。

スクレーパー削りも、すぐに剥がせる部分、力を入れると剥がせる部分、サンドペーパーじゃないと剥がせない部分と、場所によって削りやすさが疎らでした

炎天下での作業。自動車が白さを取り戻すたびに、引きこもりの肌は黒くなります。

この日のうちに錆部分を削り、錆転換剤を塗りました。

9月5日

この日はルーフにプラサフの吹き付けをしました。写真は撮り忘れ。

サンドペーパーの320番で全体を磨いて足付け。シリコンオフで油分除去。マスキングをしてプラサフスプレーと言った流れです。1日がかりの作業でした。

錆転換剤が接着剤のような膜を作るため厚みが出るので、プラサフは厚めに塗りました。(缶4本使って5層6層塗り)

天井を塗る場合、スプレーが下向きになるので出が悪くなって塗りにくいんですよね。量が減ってくると液だれするので交換は早めにしたほうが良いです。缶も良く振らないとガスだけ出てきて塗料を無駄にします。炎天下での作業はスプレーダストが酷く、肌がゴツゴツザラザラになりました。プラサフは後で磨くからあまり問題ないんですけど塗料が無駄になります。厚塗りしたのは正解です。そんな感じで学ぶことが多かったです。

Amazonでウレタンクリアを注文中だったのでルーフの作業はここでストップです

9月6日

写真も残ってないし、記憶もない。おそらく天井のやすり掛けをしたと思います。

プラサフを削るときは800番のやすりを使います。320番→プラサフ→800番→上塗りと言った流れですね。

9月7日

この日はこの部分を塗装しました

この部分。フロントガラスの横の部分。名称分かりません

180番のサンドペーパーで磨きました。錆傷部分だけを磨くつもりが全部磨いてしまいました。水を使わなかったので錆は出なかったですね。

アフター

この日のうちにクリアスプレーまで仕上げました。凹凸が無かったお陰か、すごく綺麗に仕上がりました。作業範囲が狭く、スプレーが吹きやすかったお陰かもしれません。錆が浮いてこないことを祈ります。

9月8日

この日は、給油口周りの修繕とヘッドライトの研磨、ルーフの仕上げ塗装を行いました

給油口

酷い穴ですね。錆は早く気付かないと手遅れになります。錆の技術って本を読んだことがあるのですが、錆自体が保湿効果を持っているため腐食は連鎖的に進行するそうです。

この日はパテ埋め作業をしたのですが、錆処理が甘くて後日やり直しになりました。

ウレタンクリアがAmazonから届いたのでルーフの仕上げ塗りを行いました。1本2100円、Amazonだとホームセンターより700円安く買えますね。

スプレーダストを和らげるために、夕方の日陰で作業を行ってます。

地肌が透けているところにプラサフをふり、上塗りのホワイトパールを吹き付けます。

上塗りが終わったらすぐにウレタンクリアを吹き付け。

ウレタンクリアは吸い込むと身体に良くないらしいので防毒マスクをしました。

ウレタンクリアは12時間以内に使い切らないといけないので、ヘッドライトも同時に塗りました。

午前中に800番の耐水ペーパーでやすり掛けを行い、夕方にルーフと同時に塗装。

だいぶ黄ばんでましたね。

やすり掛けをすると真っ白に曇ったので大丈夫かと思ったのですが、ウレタンクリアを数回吹き付けると透明度が回復しました。

数日後に仕上げ磨きをします。

9月9日

この日は給油口周りの塗装を行いました

朝からプラサフを塗っては削ってを繰り返す作業

プラサフで大きめの段差を埋めようとしたのが間違いでしたね

プラサフを塗る、ドライヤーで乾かす、耐水ペーパーで削るをひたすら繰り返してました

繰り返すたびに肌は良くなってくるのですが、ドライヤーの熱を加えるたびに小さく肌が泡立ちます。

ここで学んだのが、ペンキは表面から乾くため、水風船のように液体成分が中に閉じ込められるということです。ドライヤーの熱を加えると中のガスが膨張して表面が泡立ちます。液ダレするとアウトというのはこういう事だったのですね。

なのでプラサフは薄く塗っては乾かすというのを繰り返さないといけません。多少の段差であってもパテを使って埋めるべきです。

3時間くらい繰り返して、ここまで整えました。ドライヤーの電気代ヤバそう。

仕上げはウレタンクリアを使いたいので、ボンネットと同じ日に塗ることにしました。

昼からはこの部分を塗りました。窓の下のこの部分です。(名称が分からない)

ここも水が溜まる部分で、錆が浮いてました。車検の時にディーラーさんが傷ペンを塗ってくれてたみたいですが、錆止めにはならないみたいですね。

錆を出来るだけ落とすために鉄が出るまで全剥がし、錆転換剤を塗ってから塗装しました。

9月10日

後部ドアを開けた上部の細かい錆取りと錆止めを行ってました。写真無し。

9月11日

この日はYoutubeで灯油シリコーンなるものを見つけました。

シリコンシーラントと灯油を1:2くらいで混ぜ合わせてから材料に塗布すると強力な錆止めコーティングになるというものです。費用がとても安く済み、錆の上から塗っても効果があるとかで試さずにはいられませんでした

軒下保管で錆が酷くなってきたスコップと一輪車

コーキング100g, 灯油200gの比率で作成しました

コーキング材が灯油に溶けきるまで5分ほどかき混ぜます。

完成したものはトロトロでペンキのような質感です

ただ、ペンキとは違い材料の表面にものすごく馴染みます。小さな凸凹が自然と消えてつやが出るような感じです。

高圧洗浄機で洗った後、自然乾燥させ、錆の上から塗りました。

乾燥後の肌触りはややベタベタするような感じですが、手には付着しません。滑り止めのゴムのような質感ですね。ただ、水に濡れるとツルツルに滑るようになるので滑り止めとして使うのは止めたほうが良いです。鉈に塗って失敗しました。

見た目はつやが出て、水を弾き、いかにも錆止めって感じがしますね。錆転換作用は無いはずですが、赤錆が黒っぽくなったような気がします。灯油の効果?

シリコンシーラント330g 520円、灯油660g 80円で1Lの強力な防水錆止め塗料が作れるとしたら大分お得ですね

屋根瓦に塗ってみたくなってきた・・・

9月12日

この日からボンネットの塗装に取り掛かりました

スクレーバーで塗装をバリバリと剥いでいきます

剥がしにくかったので、Amazonから届いたばかりの京セラ(Ryobi)のポリッシャー使って削ってみました

180番とかで削ったかな。削ったら数分後から錆が出始めたので、あまり良い方法では無かったみたいです。

残りは頑張ってスクレーパーで剥がしました。

作業が終わったのは夕方5時過ぎ。丸一日掛かりました

鉄部に錆転換剤を塗布し、朝露防止にマスキングシートをしておきました

9月13日

この日は、ボンネットの塗装を行いました

320番で足付けして、シリコンオフで脱脂して、プラサフを吹きます

Youtubeの動画では最初はパラパラ吹くと良いとか解説されてますが、炎天下の場合だと勝手が違うようです。とにかく乾いてスプレーダスト状になるので、吹き付け時に表面がしっとりなるように心掛けないといけません。10分待たずに次を塗り始めたり、塗るたびにボカシ剤を挟んだりすると良いです。

この時はまだ慣れてなくてスプレーダスト塗りになってました

今見返すと結構厚めに塗ってますね。地肌が出たのは研磨のしすぎかな。

スプレーダストで雪国状態

プラサフは研磨するからこれで良いのです

夕方からプラサフ研磨、800番を使いました

めちゃくちゃ綺麗。正直、これで良くないですか・・・

プラサフの上にクリア塗るだけならかなり楽ですよね

この上にホワイトパールを塗らなければいけません

ウレタンクリアを注文中だったので、ボンネットの作業はここで終了

9月14日

この日はルーフ(天井)の研磨を行いました

塗装後1週間待たないといけなかったので待ちに待ったポリッシャー研磨です

このゴツゴツとしたスプレーダスト肌、果たして光沢を出すことが可能なのでしょうか

恐る恐る3000番を使って磨いてみたのですが、やすりのほうが削られました

色々試してみたのですが、このゴツゴツしてる部分は800番で削ったほうが良いです。

ゴツゴツ800番、ザラザラ1500番、1500番で磨き終えた時点で表面に光沢があり、うっすら磨き傷が見える状態。それをコンパウンドで仕上げるといった感じです。

なかなかコツを掴めず、消えない曇りを消すために午前中ずっとポリッシャーを回してました

頑張ってピッカピカに仕上げました

本来ならウレタンクリア後は研磨の必要は無いらしいですがorz

うっすら傷が入り、水弾きが悪くなっていたティファールのフライパンをポリッシャー掛けしてみました

購入時のような光沢と水弾き。大復活を果たしました。

自動車の研磨作業をしていて気づいたことなのですが、フライパンをスポンジで洗うのが良くなかったみたいですね。市販の食器洗いスポンジには研磨剤が含まれていて、それが傷の原因になるみたいです。新品同様の状態では、汚れをお湯で洗い流してキッチンペーパーでふき取るだけで綺麗になります。

9月15日

この日は、この部分を塗装(相変わらず名称が分からない。バックドア?)

この部分も水が溜まりやすく、錆が浮いてました。

鉄が見えるまで削って、錆転換剤、プラサフという流れ

仕上がりはこんな感じ

境界が少し目立ちますが上塗りのホワイトパールを吹けば分かりにくくなるかも

他の部位とまとめてクリア加工したいので作業はここで止めておきました

9月16日

この日も大がかりな塗装

ルーフの両サイドを塗装しました

ゴムを外して歯ブラシで洗浄、さび落とし、錆止め、プラサフと言った手順です

塗膜がボロボロなっているところはスクレーパーで剥がしました

この頃になると完全にコツを掴んで、スプレーダストも出なくなりました。しっとり塗りを心掛けます。

ウレタンクリア吹き付け後

見てくださいこの光沢。これが磨きいらずのウレタンクリアってやつですね。

後部、こちらはアクリルクリアを吹き付けました。良い感じです。

塗装終了

この辺でだいたい終了です。この頃には屋根塗装のことで頭の中が一杯になってます。

使用済みスプレー缶

これに+8本くらいの使用中の缶があります

ウレタンクリア7本、ホワイトプラサフ10本、シリコンオフ1本、ボカシ剤3本、アクリルクリア3本、ホワイトパール6本といったバランスでした。

かかった費用は、スプレー代で大体5万円くらいでしょうか。ポリッシャー一式が2万円程度。やすりやスポンジなどその他小物が1万円。

大体、8万円くらいで塗装することが出来ました。

人件費まで考えてしまうと、プロに頼むより割高になってしまうでしょうね

ただ、実際に8万円しか掛かっていないというのも事実です

空いてる時間に税金の掛からない副業をしたようなものと考えれば、DIYは金銭面でかなりのメリットがあるのではないでしょうか。

皆さんもDIY塗装に挑戦してみては如何でしょうか?

適当な終わり方ですみませんm(__)m (暇つぶしで書き始めたのに疲れ果ててる奴)

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