ラズベリーパイで温室栽培 – part1
2023/1/1
元日早々、温室の改造をしてました
土壌水分センサーとポンプを連動させて、自動で潅水するようにしました。
土壌水分は60%に設定。59%以下になったらポンプ作動、60%以上になったらポンプを止めるという簡易動作です。1日1回~2回程度の潅水になるので、加速度をコントロールして管理というのは止めました。
また、夜中の冷え込んでいる時間帯に潅水しないように、日照50%以上という条件も足しました。
4連リレーは、水やりキットに土壌水分センサーとセットで入っていたものです。ON信号を出すと開放するという動作のため配線が難しかったです。
プログラムを止めるとポンプが動き出すのはリスキーですね。ラズパイにはリレーを作動させるだけの電力が無いため、こういう動作になるそうです。
1月1日のグラフです
水分センサーを挿し直したため、スパイクが出てます
日中の温度は30℃を超えてますね。自動換気装置が必要そうです。下部が開いているため夜中の温室温度は外気温と同じになっています。アルミシートか何かで塞いだほうが良さそうですね。
小松菜の育ち具合
約12本出てますね
今日から水分が50%→60%になったので元気になるでしょうか
隣の小松菜君
こちらは手で潅水してます。2日に1回くらいコップ1杯の水を与えてます。こちらは遅れて植えたのですが、発芽量も多く、成長スピードも早いです。水はたっぷり上げたほうが成長に良さそうですね。
2023/1/2
この日は放置
設定した通り、日照50%になったらポンプが作動してますね
日中30℃まで上がってます。小松菜は高温になると弱るそうなので早めの対策が必要です。
鉢の様子
あまり変化が無いです。
水分60%に上げたおかげか、キッチンペーパーが全体的に湿っています。グラフを見ると手前側の水分計も50%に届く勢いですね。
お隣さん
こちらは一段階成長した感じがあります。10本くらい間引いてスプラウトとして食べました。
2023/1/3
この日も特になし。暑い時間帯は温室の前面を開放しました
ピークを25℃に抑えてますね。
一回り大きくなった感(ズーム具合のせい?)
水分が高い奥側の成長が早い気がします。
お隣さんは元気です。また10本間引いて食べました。
2023/1/4
この日は排気の実験をしました。
ファンをリレーで作動させて、温室の空気を下げようという計画です。ファンには12VのPCファンを使いました。
空気を下から吸い上げたほうが良いのか、下に吐き出したほうが良いのか、上段が良いのか、下段が良いのか、と色々試した結果、下段から吐き出したほうが効率良く冷えることが分かりました。
温室温度が25℃に達したら23℃まで下げるという動作に設定。15時頃に冷却が掛かってますね。
深夜に冷えすぎるのを何とかしたいところ。
元気に育ってます
お隣さん。今日は食べませんでした。
2023/1/5
この日は、底にアルミシートを敷きました。
これで多少断熱性は上がるでしょうか。隙間は結構空いてますが・・・。PCファンの部分に穴を開けました。
日中はファンが作動し、25℃に抑えてますね。
夜中に冷えないように、電気ケトルを使って温室を温めようとしたのですが、結露して水浸しになるという悲劇が起こりました。室温が15℃以下のときに、ケトルに10秒に1秒通電するというプログラムを組んだのですが、一向に温度が上がらず、ケトルは沸騰寸前。ビニールは曇って水滴だらけでした。温湿度計が一番低い位置にあるのが悪かったのかもしれません。温め方も乾燥風じゃないとダメですね。
乾燥させるため温室を一晩開けっ放し。逆に寒い思いをさせてしまいました。
成長してるような、してないような・・・
こっちはすくすく(育つたび食べられる)
2023/1/6
朝起きたら、リレーがカチカチうるさいことに気付きました。水滴のせいで壊れてしまったのかと思ったら、単純にプログラムのミスでした。ファン用スレッド、ポンプ用スレッド、ヒーター用スレッドと処理を分けたのですが、元のスレッドを止め忘れて、ポンプが常にOFFになるように動いてました。
この日はリベンジ
ドライヤーを使って温室を温めるようにしてみました
温風を中にして、室温が15℃以下のときに10秒中5秒ONにするという動作にしました。
ドライヤーのパワーはすごいですね。夜中でも15℃をキープできています。ただ、めちゃくちゃウルサイ。常用するヒーターとしては無理があります。
小さいファンが高速回転するのが騒音の原因だということは分かっているので、CPUに付属していたリテールクーラーとラバーヒーターを組み合わせたらどうだろうとか考えたのですが、電源が2個必要になることや、発火リスクがあることなども考えて諦めました。小型の3000円くらいのヒーターをAmazonで注文しました。
温度計にはDS18B20を使うようにしました。温室の中段にぶら下げて、中心部の温度を測定するようにしています。これにより精度が0.1℃単位になりました。温湿度計の温度は1℃単位だったのでグラフがカクカクして見づらかったです。
良い感じに育ってます
こちらも元気です(ムシャムシャ)
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